千葉県松戸市のマンションで千葉大園芸学部4年の荻野友花里さん(21)が殺害され放火された事件で、荻野さんが最後に消息が確認された千葉市内の友人宅から自宅マンションまで電車などの交通機関を利用した形跡がないことが分かった。千葉県警松戸署捜査本部は、車で移動した可能性もあるとみて調べを進めている。
捜査関係者によると、荻野さんは10月20日午後11時ごろ、友人宅にいたことが確認されているが、その後行方が分からなくなり、22日夜、自宅マンションで遺体が発見された。
荻野さんは普段、移動の際に電車やバスを利用していたが、所持していたICカード式の乗車券は荻野さんの部屋からは見つかっていない。また、これまでの捜査で、荻野さんが21日午前中に最寄りの松戸駅を利用した形跡は、同駅の防犯カメラなどからは確認できていないという。友人宅から荻野さん宅までは、総武線の市川駅で下車して約5キロ先の松戸市内までバスで向かうルートもあるが、同駅で下車した形跡もなかった。
捜査本部は2日、現場に近いJR松戸駅周辺の複数のATMで、荻野さんのキャッシュカードから現金を引き出そうとしている男の防犯カメラの映像を公開した。男は遺体発見前日の21日夕方からATMに出入りしていたことから、21日午後に荻野さんを殺害後、22日夜に再び荻野さんのマンションに戻り火を放った可能性が浮上している。