英会話講師リンゼイ・アン・ホーカーさん=当時(22)=の殺人死体遺棄事件で、千葉県警行徳署捜査本部は名古屋市の美容整形外科病院で先月24日に鼻の整形手術を受けた男が死体遺棄容疑で指名手配している市橋達也容疑者(30)と断定、同院で撮影された手術前の写真を公開した。術後は鼻が数ミリ高くなった程度で、現在の外見は今回の写真とほとんど変わらないというが、明らかにブサイクになった印象。美容整形の常識の裏をかく、市橋容疑者なりの“秘策”なのか。
捜査本部によると、これまで公開されていた手配写真と比べ、下唇が薄く、まぶたが二重になり、つり上がっていたまゆは下がり気味。左ほおにあった2つのほくろもなくなり、ふっくらとした印象。鼻の整形手術は名古屋以前にも受けた跡があるという。
これらの施術について、都内の現役整形外科医は「市橋容疑者を特徴づける顔のパーツばかりが見事に変えられており、明らかに逃亡目的の施術。容疑者自身が自分の顔をじっくり観察したうえで、ピンポイントで施術個所を指示したのでしょう。自分の顔を良く見せたいという意志はまったく感じられません」と分析。費用は120万円以上とも言われている。
市橋容疑者は偽名で手術を受けていたが、「美容整形の場合、実名を出すことに抵抗を感じる患者が多く、4人に1人以上は偽名で手術を受けています。美容目的の場合、保険適用外が大半。現金払いならば偽名でも追求する義務はなく、調べようもありません」と黒木氏は語る。
市橋容疑者が追っ手から逃れる手段として整形手術を選んだのは、当然のなりゆきだったというわけだ。