詐欺を重ねるたびに見せかけのセレブ度も増していった無職女は、実家に贈る花のグレードも加速度的に上げていた。
女は、2007年から今年6月まで入居していた東京都板橋区のマンション近くの生花店で、贈花用の花を繰り返し購入していた。送り先は、いずれも北海道別海町の祖母宅あて。07年にはお供え用と誕生日の祝い用に3回の利用があったが、3回とも配達料が格安で済むフラワーギフトサービスで、値段は4000−9500円。ところが今年6月19日の注文は、いきなりグレードアップしたという。
「普通の花束の2倍以上の価格であるピンクの胡蝶蘭の花束を誕生日用に注文されました。しかも、わざわざ送料が高くつく宅急便で送るというから驚いた。『えらく気前がいいな』と思いました」(店主)
総額は送料込みで1万7000円。女は「翌日午後に着くように」と念を押していったという。店主は「いつも、思いついたように突然発注してくるから困っていた」と振り返った。