野田市 80歳焼死老人への異様な殺意
2009年11月7日(土)10時0分配信 日刊ゲンダイ
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●ひとりだけ殺しの手口が違うのはなぜか
「死の婚活」で男性たちが相次いで不審死した木嶋佳苗(34)の事件。今年になって死亡したのは現在分かっているだけで3人。うち2人は練炭中毒が原因だった。だが1人だけ練炭で死ななかった人物がいる。野田市の安藤建三さん(当時80)だ。
佳苗は、ほかの2人には結婚話をエサに接近しながら、安藤さんにだけは訪問ヘルパーとして接触し自宅に通っていた。安藤さんが死亡したとき屋内に練炭が置かれていたが、死因は焼死だった。自宅が火事になり、焼け死んだのである。
“練炭偽装自殺”だけで終わらせず、なぜ火までつけたのか。証拠を消すために家に火を放ったとも考えられるが、専門家はもっと奥深い女の情念に着目している。
心理学博士の鈴木丈織氏が解説する。
「ほかの2件は練炭を使うなど計画的な要素がありますが、安藤さんの場合は焼死させるという行為に、犯人の突発的な“憎悪”を感じます。考えられるのは感情と感情の争い。犯人は安藤さんにお金を求めたが、安藤さんはそれを拒絶したうえに、“おまえの正体は分かっている”などと罵倒(ばとう)。その言葉に犯人はプライドを傷つけられ、より強烈な殺意を抱いた。だから家に火をつけて、焼死に追い込んだのでしょう。一種の情動殺人です」
ジコチュー女は怖い……。
(日刊ゲンダイ2009年11月4日掲載)