希少部位 独り焼き肉で極める!!
2009年10月29日(木)10時0分配信 日刊ゲンダイ
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独身の焼き肉は気ままなもの。「ファミリーセット」なんて頼む必要もないからだ。ザブトン、シンシン、ミスジ、トモサンカク……近ごろ話題の「希少部位肉」は値段も張るが、それだけうまい。“独り焼き肉”で極める!
妻子持ちの焼き肉といえば、カルビ(肋骨周辺のばら肉)、ロース(肩から腰にかけての背肉)、タン(舌)、ハラミ(横隔膜周辺の内臓肉)、ミノ(第1胃)ぐらいか。
一方、5年ほど前から希少部位肉がクローズアップされ始め、ちょっとしたブームになっている。
十数種類の希少部位肉を楽しめる「本格炭火焼肉 炙屋武蔵」の中村亮店長はこう説明する。
「そもそも焼き肉の部位の名称はあいまいで、その店ごとにここはカルビ、ここはロースとざっくり分けているだけでした。希少部位肉は大ざっぱに分けていた部位をより細分化したもので、店によっては『特上カルビ』や『特選ロース』といった名前で出しているところもあります。カルビやロースにも、より細かい部位があるんだということを知ってもらい、味の違いやうまさを楽しんでもらえれば、うれしいですね」
●トロける脂、濃厚な赤身
代表的な希少部位肉を「武蔵」の調理主任・吉村明さんに解説してもらった。覚えてから食べに行けば、より楽しみが広がるし、デートや接待にも役立つ。
▼ザブトン=肩ロースの極上部位。美しい霜降りが入っていて、赤身と脂身のバランスが抜群。脂は口の中でトロけ、赤身には肉のうま味が凝縮されている。関西では「ハネシタ」と呼ばれている。(同店価格1人前3400円)
▼カイノミ=ともバラの部位で、ヒレと一番近い部分にある。バラ肉の中ではいちばん軟らかくてジューシー。(同1600円)
▼シンシン(芯々)=内ももと外ももの間にある肉の芯の部分。筋肉を使わない個所なので、抜群に軟らかい赤身肉。脂っこさはなく、味に深みがある。(同1600円)
▼トモサンカク=ももの最高級部位でシンシンと接した部分にある。赤身肉だが、カルビに負けないくらいの霜降りが入っている。赤身がもものうま味を引き継ぎ、カルビよりもしつこくない。(同3200円)
▼とうからし=腕の部位で、通好みの赤身肉。鉄分を豊富に含んでいて、一般的なロースとは一味違う濃厚で深みのある味わい。(同1800円)
▼ミスジ=肩甲骨の内側の腕の部分。赤身だがキメ細かいサシが入っている。あっさりしているのにコクがある。(同2800円)
日刊ゲンダイ本紙独身記者も試しに「ザブトン」と「トモサンカク」を食べてみた。うまっ! 口に入れた瞬間、肉がトロけてなくなった。やっぱ、焼き肉は気ままにひとりがいい。
▽「本格炭火焼肉 炙屋武蔵」中央区銀座7―2―20 パシフィック銀座ビル4F (電話)03・5568・7020 コース価格3500円〜。平均予算7500円。
(日刊ゲンダイ2009年10月26日掲載)