京のお茶屋遊び 丸の内でやってみた!
2009年11月8日(日)10時0分配信 日刊ゲンダイ
-PR-
京の花街でお茶屋遊び――男なら、誰もが憧れる。何せ、一見(いちげん)さんお断りの世界。カネとコネがなければ経験できない。ところが、東京のオフィス街に、本場の舞妓や芸妓と遊べる店があるという。行ってみるしかない。
●一見さんでも「おいでやす〜」
場所は、丸の内の最新スポット「ブリックスクエア」内の「京おばんざい&お茶屋バー 豆まる」。同店が1カ月に2、3日、1日4組限定で開催している「Geisha Night」だ。一見さんでもOK。夜遊び好きの独身デスクを誘って、さっそくアポなし取材――。
「おおきに〜、おいでやす〜」
夜景がキレイな座敷の襖(ふすま)が開き、柔らかい京ことばとともに現れたのは、芸妓のふく尚さんと舞妓の冨久有さん。日本髪に白粉(おしろい)と真っ赤な口紅が、茶髪のキャバクラ嬢を見慣れた目には新鮮。京都からそのままの姿で新幹線に乗ってきたという。艶やかだ。
まずは、2人が隣に座ってお酌をしてくれる。「乾杯〜」とは言わない。「おおきに〜」だ。アラフォー独身男2人も最初はぎこちなかったものの、酒が進むにつれて会話も弾む。プチ・セクハラトークに返ってくる「いけずやわ〜」が、耳に心地いい。
しばし歓談の後、2人が美しい舞を披露してくれた。京都のおばんざいをつまみ、京都出身の俳優・佐々木蔵之介の実家が造る日本酒を飲みながら堪能する。お唄は録音テープだったが、それはご愛嬌か。男2人はすでにダンナ気分だ。
●罰ゲームはイッキどすえ〜
そしてハイライトは〈お座敷遊び〉。舞妓や芸妓と一緒に楽しむゲームだ。今回教えてもらったのは、メジャーだという〈金毘羅ふねふね〉。「♪こんぴらふねふね〜」と歌いながら、卓上の器に交互にタッチ、相手が器を取ったら自分はグーで、取らなければパーでタッチ、間違えた方が負けという、反射神経が試されるゲーム。酔いが回った男2人は、巧みにテンポを速める冨久有さんの術中にハマり、完敗だ。
「罰ゲームはイッキどすえ〜」と、冨久有さん。「まいったなぁ」と杯を干す男2人。ご満悦のデスクからは「明日も来たいな〜」宣言まで飛び出した。「どうぞ、おこしやす〜」と、ふく尚さんと冨久有さん。こりゃ、楽しいよ。
あっという間の2時間で、料金は2万円+ドリンク代ナリ。お茶屋遊びのイロハや作法も、聞けばちゃんと教えてくれるから、シングルリッチなら授業料だと思える額だろう。「Geisha Night」は接待にはもってこいだが、男2人は帰りにラーメンをすすってしまった。心は満たされたが、腹は満たされなかった。
たまたまラッキーだったのか、当日予約が取れたのは意外。穴場かも。
「Geisha Night」の詳細は、ホームページ〈http://mame-maru.jp/〉でチェックされたし。
(日刊ゲンダイ2009年11月5日掲載)