「軽トラ市」の活況に魅せられ…シャッター商店街が蘇る!?
2009年8月29日(土)11時0分配信 R25
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まるでお祭りの露店のように軽トラが並ぶ光景がユニークなこのイベントも、今年ではや5周年を迎える。軽トラ市を仕掛ける地元の商工会に、最近の状況を聞いた。
「天候にもよりますが、毎回およそ3000人のお客さんが集まって、約50台の軽トラでショッピングを楽しんでいます。町内の農家の方が新鮮な野菜を荷台に乗せて売りに来るケースが多いですが、出店者は町民に限っていませんから、(県内の)沿岸部から鮮魚を積んで売りに来る軽トラも多いです。そのほか、衣類や雑貨を扱う軽トラもちらほら見られます」(雫石商工会)
総人口が1万8000人ほどの小さな町で、3000人を集客するのは並大抵ではない。前回(2009年8月)の軽トラ市では来場者にアンケート調査を実施し、客足分析が行われた。
「私たちも意外だったのですが、来場者の1/3ほどが初めて来られた方で、主に近郊都市からのお客さんでした。こうして他の地域からの客足を呼び込めているということは、まだまだ集客が伸びる可能性を秘めている証しだと思います」(同)
さらに最近では、一度はシャッターを閉じた商店街の空き店舗に、「これほど人が集まるなら…」と、再び借り手がついて営業を開始するケースが増えてきたという。地域の振興策として、最高の効果を生みつつあるわけだ。
「やはり、地道に毎月続けてきたからこその現象でしょうね。一方でイベントとしてのマンネリ化を指摘する声もありますから、まだまだ創意工夫はしていかねばなりませんが、無理して一気に大きく伸ばそうとするよりも、着実に継続していくことが大切でしょう」(同)
そんな同商工会では今年、「軽トラ市」の商標登録を行った。これでいっそう、雫石発の画期的なイベントとして箔が付くのでは…と思いきや、商工会の皆さんの思惑はまるで別のところにあった。
「これだけ盛況なイベントですから、他の地域でもどんどん開催してほしいというのが私たちの願い。だから、他の事業者が軽トラ市の商標を確保して使用を制限することがないよう、私たちが商標登録をすることで、どこでも自由に『軽トラ市』の名称を使っていただけるようにしました」(同)
うーん、田舎町にふさわしい心温まる思想。この軽トラ市が全国に広がるのも、そう遠くはなさそうだ。
(R25編集部)
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