人の印象を左右する「いい声」とは?
2009年9月15日(火)11時0分配信 R25
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一般的に“いい声”といわれる人はいますが、そもそも“いい声”とはどんな声なのでしょうか? 声のエキスパートである、国際医療福祉大学東京ボイスセンターの福田宏之教授に聞いてきました。
「声の“質”を左右するのは、ノイズ(雑音)とハーモニクス(響き)です。いわゆる“いい声”と呼ばれるのは、ノイズが少なく、よく響く声のこと。さらに、話し方や間のおき方、声の大きさという要素が加わり、声の印象は変わってきます」
人ののどの奥には、左右一対の声帯という器官があり、左右の声帯が震えてぶつかり合うことで声が出ます。楽器でいえば、弦のような働きをしているのが声帯です。ところが、声帯にポリープがあったり炎症があったりするとノイズが起こってしまいます。ピアノの弦の途中にリンゴが置いてあったら、いくら鍵盤を叩いてもきれいな音は出ませんよね。それと同じことが声帯にも起こるのだそうです。
また、ハーモニクスに関しても声帯がしなやかであることが大切で、喉に力を入れたような発声だと声帯がこわばり、響かなくなってしまうのだとか。
とはいえ、人が声を発するとき、日常会話では男性の声帯は1秒間に100回も振動。男性よりも高音の女性の場合は250回、ソプラノ歌手になると1000回にもなり、声を出すだけでも声帯にとってはかなりの負担です。声帯がこすれて充血したり、摩擦による熱で炎症を起こしてしまうのだそうです。
「だから、声帯の酷使、乾燥した環境はNG(声帯の潤滑剤が不足してしまうから)」とのことですが、男性と女性では、倍以上も振動スピードが違うものなんですね。私的にはそちらも驚きでした。
「実は、変声期前の男性は、女性よりも高音なんですよ。ボーイソプラノはあっても、ガールソプラノがないのはそのせいです。それが変声期を境に、男性の声は一気に低くなる。これは私見ですが、声のトーンが低くなることで性的アピールが増すので、男性らしさをアピールする必要が生じてくる思春期ごろに変声期を迎えるのかもしれません」
確かに、男子だけに声変わりが明瞭なのは不思議ですね。
ちなみに、シジュウカラという鳥は、異性を惹きつけるのに“さえずり”で競い合うそうですが、さえずりがうまいオスのパートナーとなったメスは、他のメスたちよりもすごく立派な巣を作り、献身的に働くのだそうです。
もしかして、人間の場合も、いい声の人の方がステキなパートナーに恵まれたりして!?
(R25編集部)
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