予算だけ決めてよくわからない保険に入っていませんか?
2009年9月18日(金)11時0分配信 R25
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「予算だけを決めて、よくわかっていないのに保険に入るのも要注意ですね。たとえば2000年以降、生保の主力商品になってきた『利率変動型積立終身保険』なんかは誤解されている方がけっこういます」と語るのは、『生命保険の「罠」』(講談社+α新書)などの著者である後田亨さん。
利率変動…? それって、どういう保険なんですか。
「基本的には、従来の『定期特約付終身保険』と同じです。ただし、『定期特約付終身保険』では“終身保険”部分にまわしていた保険料を、『利率変動型積立終身保険』の場合は『アカウント』という形で積み立てていくところに特徴があります。アカウントに積立金がある程度貯まったら、そのお金で保障を大きくしてもいいし、現金を引き出して旅行などに使ってもいい。さらに将来は「終身保険」を買うこともできる。つまり、アカウントはより“自在性を高めた積立部分”という触れ込みなんです。アカウントではなくファンドという名称で、似たような商品を扱っている保険会社もあります。でも、ここまでの説明で本当に理解できていますか?」(同)
う〜ん…なんとなくですが、積み立てもできて、なかなか良い保険のように思えるのですが…。
「正直に答えてもらっていいんですよ(笑)。同業者でも『難しい』という人がいますから。新しい特約もたくさんセットにして売られていますしね。ただいずれにしても、この保険を使いこなすには、毎月ある程度まとまった金額を『アカウント』に積み立てていく必要があります。その分、毎月の保険料が高くなります。だから現実問題として、『保険料をできるだけ抑えながら大きな保障がほしい』という人だと、ほとんど積み立て部分にはお金が回っていないことが多いですね。やっぱり、保障も積み立ても…と、いろんな機能を持とうとすると、それだけのお金がかかるということなんですよ」(同)
なるほど、そういうことなんですね。
「ほかにも、将来、アカウントで購入する終身保険は、その時点での利率で計算しますから、契約時には、いくらになるのか誰にもわからないんです。ただ、そこまで理解して加入されている方とお会いしたことはないですけどね(笑)」(同)
そうなんですか! どうしても「積み立て部分」や「新しい特約」に反応してしまいがちな気がするんですが、危険かもしれませんね。
「積み立て機能も、新しい特約もいいと思うんです。ただ、様々な機能がついた保険は、どうしても構造が複雑になります。ですから、担当者に話を聞いたときは、それなりに理解したつもりになるんですが、ここでも記憶はなぜか “自分に都合がいい方向”に書き換えられていたりする(笑)。株を買っているのに、元本が減らない預金をしているイメージになるような感じでしょうか。株がダメって言いたいんじゃなく、目的を明確にすることが大切です。保険の場合なら、あらかじめ自分が理解できる範囲でシンプルなものを選ぶのがいいかもしれませんね」(同)
保険というと、どうしてもいろいろな保障をつけて安心したい気持ちになりますが、結果、保険が複雑になり、自分がどんな保険に入っているのかがわからないようでは本末転倒。保障内容をキチンと把握できるように、保険はシンプルにしたいと思います。
(R25編集部)
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※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびR25.jpから一部抜粋したものです
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