ライダーが集まる町その理由はどこに…?
2009年10月21日(水)11時0分配信 R25
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そんななか、埼玉県小鹿野町では全国で唯一、オートバイによる町おこしに官民一体となって取り組んでいる。秩父の大自然が目の前に広がり、もともと多くのオートバイが行き交う小鹿野町では、町を挙げてライダーにやさしい環境づくりを進めているのだ。
「小鹿野町を訪れるライダーが年々増えていることに注目し、自治体として予算をつけて『オートバイによるまちおこし事業』を立ち上げたのは平成19年度から。取り組みは今年で3年目になります」(小鹿野町役場事業推進課・長谷川伸一さん)
具体的には、ライダー用伝言板の設置や売店・食事処でのライダー限定特典の導入、さらに町内にはオートバイ専用駐輪場を整備するなど、ソフト面からもハード面からもサービスの拡充を進めている。とくに専用駐車場については、3年前の道交法改正によって二輪車の駐車違反の取り締まりが強化されているから、ライダーにとってありがたい。
でも、そもそもなぜ小鹿野町にライダーが多く集まるのか。その理由のひとつには、首都圏からの距離が手ごろで、日帰りツーリングに適した位置にあることが挙げられる。群馬、甲信越方面を目指す際にも、途中の休憩地点としてうってつけなのだ。また、日本百名山に数えられる両神山や、ロッククライミングの聖地とされる二子山に近く、さらには日帰り温泉施設や国民宿舎が整備されるなど、ツーリングを楽しむのに十分な環境が揃っていることも大きいだろう。
「それから、小鹿野町の名物であるわらじカツ丼も人気です。オートバイ雑誌などに取り上げられる機会も多く、今では小鹿野町でわらじカツ丼を食べることが、ライダーにとってひとつのステイタスになっているそうです」(長谷川さん)
交通安全の面や騒音、マナーなどの点で、バイクはどちらかと言えば自治体から敬遠されそうなものだが、これを逆に歓迎し、地域の活性化につなげているのが面白い。
「正確な集計ではありませんが、年間およそ3万人のライダーが訪れ、わらじカツ丼は年間2万食ほど売れています。今後は住民とライダーの皆さんが、よりうまく付き合っていける環境を作っていくことが課題でしょう。交通ルールやマナーの遵守を徹底していただくよう、PRを進めていきたいですね」(同)
小鹿野町はライダーの憩いの町として、まだまだ発展中だ。
(R25編集部)
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※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびR25.jpから一部抜粋したものです
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