JR福知山線脱線事故で、神戸第1検察審査会がJR西日本の井手正敬元社長(74)ら歴代3社長について「起訴相当」と議決したことを受け、遺族らでつくる「4・25ネットワーク」が4日、神戸地検を訪れ、業務上過失致死傷罪で起訴するよう要望した。
同ネット世話人ら9人が地検を訪問。井手元社長と南谷昌二郎元社長(68)、垣内剛元社長(65)の3人についても起訴するよう口頭で申し入れた。
世話人の浅野弥三一さん(67)=兵庫県宝塚市=は「個人を特定しないと責任を問えない日本の刑法解釈は限界にきている」と話している。
事故では、神戸地検が7月、業務上過失致死傷罪でJR西前社長の山崎正夫被告(66)を在宅起訴したが、井手元社長ら歴代3社長は不起訴処分とした。このため、遺族らが検察審査会に申し立て、10月に神戸第1検察審査会が「起訴相当」を議決していた。
この議決を受け、地検は再捜査し3カ月以内に処分を決める。再度不起訴にした場合でも、5月施行の改正検察審査会法により、検審会の再審査で「起訴議決」が出れば、自動的に起訴される。