イージス艦情報流出事件など、情報漏洩(ろうえい)が相次いだことを受けて防衛省が行っている情報管理に関する内部検査で今年4月、情報本部分析部で日程調整を担当する2等陸尉が部内に検査日程を漏らし、事前の準備を指示していたことが4日、防衛省の調査で分かった。
北沢俊美防衛相は同日の閣議後会見で「既に口頭指導は行ったが、しかるべき処分はしなければいけない」と述べ、担当者の処分を検討していることを明らかにした。
防衛省では平成18年〜19年、海上自衛隊のイージス艦情報流出やファイル交換ソフト「ウィニー」による秘密情報の流出などが相次ぎ、19年4月から特別検査を行うことを決定。検査は月に1回の「抜き打ち」とされているが、訓練による不在などを防ぐため、各部の担当者に大まかな日程を知らせるという。
今回のケースでは特別検査チームが情報本部計画部に「4月下旬ごろに検査を行う」と連絡。さらに連絡を受けた分析部の2尉が自分で日程を推測して「4月27日になる」などと部内に伝え、パソコンのデータを整理するなどして検査に備えていたという。防衛省に内部通報があり、調査をしていた。