山口県下関市の下関三井化学の工場で起きた爆発事故で、ほぼ全壊した2棟のうち、気化させた三フッ化窒素(NF3)をボンベに詰める工程がある棟の方が、激しく損傷していることが5日、同社への取材で分かった。この工程で最初に爆発が起きた可能性があり、県警は5日、業務上過失傷害容疑で約50人態勢で同社を家宅捜索、現場検証した。
また、同社によると、近隣住宅への被害は工場から数百メートル先まで及ぶことが確認された。
下関三井化学によると、工程はそれぞれの棟で(1)液体窒素で冷却され、液状で保管されているNF3を熱交換器で気化させる(2)気化したNF3をコンプレッサーで圧縮し、チューブ状のボンベに詰める−の2段階に分かれており、ボンベに詰める棟の方が激しく壊れているという。