参院予算委員会は6日午前、鳩山由紀夫首相と全閣僚が出席して基本的質疑を行い、参院でも与野党の本格論戦がスタートした。首相は薬害肝炎患者の救済を目的とした肝炎対策基本法案と原爆症認定に関する法案について「どういう形であれ、法案を出して成立させたい」と表明した。
肝炎対策基本法案をめぐっては、今国会の提出に向けて与野党が最終調整を進めている。原爆症認定では今年8月に当時の麻生太郎首相と集団訴訟弁護団が全面解決で合意。原告側は各地で訴えを取り下げ、原告団以外の未認定患者の救済が課題になっている。
首相はまた、自らの政治資金収支報告書の虚偽記載問題について「道義的責任はあると思うが、政権交代に向けて国民の支援をいただいたのも事実。その任を果たしたい」と述べた。
人事院人事官に江利川毅前厚生労働事務次官を充てる案については「人事院そのものの存廃の議論が必要なぐらいの人事院改革、公務員改革をしなければならない。そのぐらい大きな実力のある人を就けないと改革はできない」と述べ、人事院廃止を含めて公務員制度改革に取り組む考えを強調した。