鳥取県で男性3人が連続して不審死した事件で、3人のうち10月に鳥取市内の摩尼(まに)川で遺体で見つかった自営業、円山秀樹さん(57)の顔に、激しく押しつけられたような傷あとがあったことが7日、捜査関係者らへの取材で分かった。円山さんを含む3人の遺体からはいずれも、睡眠導入剤と風邪薬の成分が検出されており、鳥取県警は殺人容疑で本格捜査を始めた。
一方、県警が詐欺容疑で逮捕し、円山さんら不審死した男性たちとの関係が浮上している元スナック従業員の女(35)と知り合いだった鳥取県警の男性警察官が昨年2月、警察署内で首をつって死んでいたことが捜査関係者への取材で新たに判明した。県警幹部は「不審死とは関係ない」としたが、これでここ数年の間に女の周辺で死亡した男性は計6人になった。
捜査関係者らによると、円山さんは水深数十センチの川にうつぶせで倒れていた。死因は水を飲んでおぼれたことによる窒息だったが、口に大きな裂傷があり、右目は陥没するほど強く圧迫されていた。親族は「石に押しつけられたような感じだった」と話しているという。
ほかに睡眠導入剤などの成分が検出されたのは、女と同じアパートの別棟に住んでいて10月に急死した無職、田口和美さん(58)と、同県の日本海沖で4月に遺体で発見されたトラック運転手、矢部和実さん(47)。いずれもこの女と交友や金銭トラブルなどの関係があった。