鳥取県で男性3人が不審死し、睡眠導入剤が検出された事件で、男性らと接点のあった元スナック従業員の女(35)=詐欺容疑で逮捕=が、今月2日の逮捕当日、死亡した3人以外の別の男性と接触を図っていたことが7日、捜査関係者への取材で分かった。男性は女に家電製品約90万円分を販売したが、代金は未収で、当日は女に呼び出され、集金に行く予定だったという。
捜査関係者によると、男性は鳥取市内で家電販売店を経営。10月中旬に家電を販売したが、女は「手持ちの金がないので、自分の保険金を解約して10月31日までに支払う」と約束した。
ところが、支払日の直前に女から連絡があり、「当日が土曜日で保険金の解約ができない。11月2日に必ず支払うので集金に来てほしい」と言われた。男性は当日、女の自宅に集金へ行ったが、女は既に逮捕されており、代金を回収できなかったという。
女は10月7日に鳥取市内の川で遺体で見つかった自営業、円山秀樹さん(57)とも家電製品の販売代金約100万円の支払いをめぐりトラブルがあったことが分かっている。円山さんは6日夜、「集金に行く」と家族に言い残して出掛けていた。
円山さんの死因は水死だったが、川の水深は約20センチと浅く、顔には激しく殴られたような跡があるなど状況に不自然な点が多く、県警は殺人容疑も視野に捜査している。
一方、平成16年5月に列車にひかれ死亡した読売新聞鳥取支局の男性記者=当時(41)=が、段ボールの中に入った状態で列車にひかれていたことが新たに分かった。
女の知人らによると、男性記者は当時、女と交際していたが、金の工面に困り、取材関係者らに借金を重ねていたという。ただ県警は当時、女のことなどが書かれた遺書らしきものが見つかったことから自殺と判断した。