8日午後5時ごろ、熊本県植木町小野の農業を営む民家の敷地で、この家に住む農家、広地宏一さん(67)と妻の富子さん(63)、広地さんが受け入れていた中国人の男性農業研修生(22)の3人が倒れて死亡しているのを、通報を受けて駆け付けた山鹿署員が見つけた。
富子さんのめいで同県阿蘇市の農業手伝い、坂梨龍子さん(55)も意識不明の重体で倒れており、病院に搬送された。同署は殺人の疑いもあるとみて、詳しい状況を調べるとともに、回復を待って坂梨さんから事情を聴くことにしている。
同署によると、研修生は敷地内の納屋で倒れていて近くにロープが垂れ下がっていた。宏一さんと坂梨さんは庭で、富子さんは作業小屋の中でそれぞれ倒れていた。宏一さん夫婦には外傷があったが、研修生には目立った外傷はなかった。
研修生は6月下旬に来日し、7月下旬から広地さんのところで研修していたという。