電子情報技術産業協会(JEITA)が27日発表した国内パソコン出荷実績によると、9月の出荷台数は前年同月比2・2%増の83万台となった。昨年12月以来9カ月ぶりに前年実績を上回り、昨秋以降の世界同時不況による販売低迷の底入れが鮮明となった。米マイクロソフト(MS)のパソコン向け新基本ソフト(OS)「ウィンドウズ7(セブン)」が22日発売され、10月以降の本格回復の期待が高まっている。
個別製品では、「ネットブック」と呼ばれる小型パソコンなどで構成されるノート型が前年同月比10・4%増の55万7千台と好調に推移した。デスクトップ型は同11・4%減の27万3千台と落ち込んだ。JEITAでは「9月の連休に一般消費者向けノート型の販売が好調に推移した」と好調要因を分析した。
併せて発表された平成21年度上半期(4〜9月)の出荷台数では7・6%減の405万2千台と2期連続で減少した。
ただ、MSが約3年ぶりに新OS「セブン」を投入したことを受け、パソコンメーカー各社はセブン搭載機を一斉に発売。「これを機に一気に販売が上向く」(東芝)との見方が強まっている。