二酸化炭素の削減に取り組む東京都世田谷区は電動アシスト付き自転車100台を購入し、平成22年1月末からコミュニティーサイクルシステムに導入する。合わせて太陽光発電も導入し、同自転車の充電、駐輪場の照明をすべてまかなう計画。同区は車から自転車への乗り換えを図り、低炭素社会実現に向けた取り組みを進める。
同システムはレンタル自転車の貸し出し、返却が複数の場所でできる制度。同区は19年3月末から京王線桜上水駅と小田急線経堂駅で開始。今年3月、田園都市線桜新町駅が加わった。
自転車は3駅分で計850台。定期が約1千人、当日利用者が1日平均約120人おり、1台当たり1日1・3回の利用がある。
電動アシスト付き自転車は3駅の駐輪場のうち屋根のある桜上水、経堂両駅で1月末から運用開始。屋根のない桜新町駅には屋根を新設した後、3月下旬から運用する。
太陽光発電システムは、桜上水駅と桜新町駅の駐輪場屋根にそれぞれ約46平方メートルの太陽光パネルを設置する。いずれも100台分の同自転車の充電と駐輪場の照明(LED化を導入)をまかなう能力を持つ。
また、同区は23年度までに同自転車計300台を導入。駐輪場も22年度以降、東急大井町線の同区内1駅で導入する計画だ。
同自転車の利用は駐輪場管理人がいる午前7時から午後7時までの時間帯に限定。料金は太陽光発電システム導入経費などを勘案し、普通の自転車より100円高い日額300円程度を見込んでいる。
同区交通安全自転車課の安藤武男課長は「電動アシスト付き自転車は高齢者らにも便利な自転車。多摩川周辺などには坂も多く、馬事公苑、世田谷美術館などを訪れる観光客も利用してほしい」と話している。