■「一家の支柱、更生を」
女性=当時(33)=にわいせつな行為をして負傷させたとして、強制わいせつ致傷罪に問われた府中市の古書店店長、小島章裕被告(41)の裁判員裁判で29日、地裁立川支部(原田保孝裁判長)は「短絡的で身勝手極まりない犯行」として、懲役3年、執行猶予5年(求刑懲役3年)の判決を言い渡した。
原田裁判長は「女性に一生ぬぐえない心の傷を負わせており刑事責任は重い」と指摘。一方で「女性が寛大な判決を願う上申書を書いており、被害弁償もしている」などと執行猶予の理由を述べた。
判決文の読み上げ後、裁判長は「裁判官や裁判員の気持ちを伝えます」とし、「女性がどのような気持ちで許したのかよく考えて感謝してください。家族に支えられていることを考え、一家の支柱として更生してほしい」と語りかけた。
判決によると、小島被告は5月30日未明、小金井市内の公園で、散歩中の女性を押し倒して顔を殴るなどした上、下半身をさわり、顔などに軽傷を負わせた。