任天堂が29日発表した平成21年9月中間連結決算は、売上高が前年同期比34・5%減の5480億円、本業のもうけを示す営業利益が58・6%減の1043億円だった。減収減益は4年ぶり。「マリオカートWii」など昨年大ヒットしたソフトの販売が一段落し、新作ソフトも伸び悩んだため。22年3月期の予想も下方修正した。
今年度はソフト投入の遅れで、4〜6月期も減収減益でスタート。夏以降に据え置き型ゲーム機「Wii(ウィー)」向けの新作ソフト「Wii スポーツリゾート」などを投入し、販売が回復してきたものの、スタート時の不調を補えなかった。
22年3月期の連結業績予想は売上高を当初予想比16・7%減の1兆5千億円、営業利益を24・5%減の3700億円、最終利益は23・3%減の2300億円に下方修正した。Wiiや対応ソフトの販売見込みを、20%程度引き下げたことが要因。
大阪市内で記者会見した岩田聡社長は減収減益について「『次の1本』となる新作ソフトを提示できなかった。ゲーム市場は、いったん勢いがなくなると回復に時間がかかる」と話した。