本文へジャンプします。



文字サイズ
  • 小
  • 中
  • 大
※スタイルシートを有効にしてご利用ください


現在位置: @niftyニューストップ > 主要 > 日航再建 タスクフォース迷走1カ月 銀行ソッポ、ぶれた方針


主要

日航再建 タスクフォース迷走1カ月 銀行ソッポ、ぶれた方針

2009年10月30日(金)8時0分配信 産経新聞

-PR-

 前原誠司国土交通相が29日、企業再生支援機構の活用を表明した日本航空の再建は、同相直属の専門家チーム「JAL再生タスクフォース」がまとめた計画が事実上、白紙となり、機構主導で仕切り直される。専門家チームと日航の取引先銀行団に修復不能の亀裂が生じたうえ政府の方針もぶれ続けた。ダイエーや旧カネボウを手がけた旧産業再生機構のメンバーが名を連ね、鳴り物入りで専門家チームが発足してから1カ月。司令塔不在の日航再建は迷走に迷走を重ねた。

                   ◇

 「JAL再生へ、ぜひ債権放棄に同意願いたい」

 「再建計画が示されなければ預金者や株主に説明できない。今回も数字の根拠が抜けたままじゃないか」

 今月20日、東京・天王洲にある日本航空本社の最上階。東京湾を眼下に望む25階の特別会議室で専門家チームのスタッフと日本政策投資、みずほコーポレート、三菱東京UFJ、三井住友の4行の担当者が向き合っていた。

 専門家チームは13日の初会合で銀行団に3千億円の債権放棄を口頭で打診。18日の前回会合で正式に要請したが、銀行団は唐突で一方的な要請に猛反発した。すると、専門家チームは20日の会合でいきなり2500億円に減額してきた。「額も内容もころころ変わり、肝心の根拠と道筋は示されない。この案件はめちゃくちゃだ」。取引先銀行幹部はかえって不信を募らせた。

 銀行団が最後まで疑問視したのは、債権放棄など多額の金融支援の妥当性と、専門家チーム主導による再建の実現性だ。再建の最大のネックである年金債務の削減についても、「誰がどのように解決するのか道筋が示されていなかった」という。

 専門家チームには、冨山和彦氏、高木新二郎氏ら旧産業再生機構の幹部が並び、実動部隊にも出身者が参加した。再生機構は政府の全面的なバックアップを受け、法的権限もあったが、専門家チームは国交相の私的機関でしかない。

 内部でも再建手法で意見が割れた。高木氏は「金融機関と企業の自助努力を迫るべきだ」と、私的整理の一種である「事業再生ADR」と日本政策投資銀行による危機対応融資の併用を主張したという。これに対し、冨山氏は企業再生支援機構の活用を主張した。支援機構には1兆6千億円の公的資金枠があり、日航への出融資や金融機関からの債権買い取りなど、政府が強力に関与し再建を主導することができるためだ。冨山氏は自らが支援機構に乗り込み、日航再建を主導する意向だったという。だが、こうした強硬な姿勢は、銀行団のみならず支援機構の反発も招いた。

 この間、政府の方針も揺れた。前原国交相は当初、「企業再生がどういうものか理解していなかった」(政府筋)という。藤井裕久財務相は、公的資金投入に理解を求めた前原氏に激怒したとされる。財務省幹部は「再建後の将来像を示さず、企業年金の処理も不透明では公的資金など出せない」と突き放す。

 この1カ月の迷走は、関係者に仕切り直しとなる日航再生の困難さを改めて思い知らせることになった。








推奨画面サイズ
1024×768 以上

  • Copyright (C) 2009 共同通信社 記事の無断転用を禁じます /
  • Copyright (C) 2009 時事通信社 記事の無断転用を禁じます /
  • Copyright (C) 2009 読売新聞社 記事の無断転用を禁じます /
  • Copyright (C) 2009 レスキューナウ 記事の無断転用を禁じます /
  • Copyright (C) 2009 Thomson Reuters. All rights reserved.ロイター・コンテンツは、トムソン・ロイター又はその第三者コンテンツ・プロバイダーの知的財産です。トムソン・ロイターから書面による事前承認を得ることなく、ロイター・コンテンツをコピー、再出版、再配信すること(キャッシング、フレーミング、又はこれらと同等の手段による場合を含む)は明示的に禁止されています。トムソン・ロイターは、コンテンツの誤謬又は遅延、或いはコンテンツに依拠してなされたあらゆる行動に関し一切責任を負いません。Reuters(ロイター)及びReuters(ロイター)のロゴは、トムソン・ロイター及びその関連会社の商標です。ロイターが提供するその他のメディア・サービスについてお知りになりたい場合は、http://about.reuters.com/media/をご参照ください。 /
  • Copyright (C) 2009 産経新聞社 記事の無断転用を禁じます /
  • Copyright (C) 2009 スポーツニッポン新聞社 記事の無断転用を禁じます /
  • Copyright (C) 2009 アイティメディア 記事の無断転用を禁じます /
  • Copyright (C) 2009 日刊スポーツ新聞社 記事の無断転用を禁じます /
  • Copyright (C) 2009 J-CASTニュース 記事の無断転用を禁じます /
  • Copyright (C) 2009 Record China 記事の無断転用を禁じます /
  • Copyright (C) 2009 日刊ゲンダイ 記事の無断転用を禁じます /
  • Copyright (C) 2009 小学館 記事の無断転用を禁じます /
  • Copyright (C) 2009 朝日新聞出版 記事の無断転用を禁じます /
  • Copyright (C) 2009 講談社 記事の無断転用を禁じます /
  • Copyright (C) 2009 ダイヤモンド社 記事の無断転用を禁じます /
  • Copyright (C) 2009 扶桑社 記事の無断転用を禁じます /
  • Copyright (C) 2009 文藝春秋 記事の無断転用を禁じます /
  • Copyright (C) 2009 東洋経済新報社 記事の無断転用を禁じます /
  • Copyright (C) 2009 NTTレゾナント 記事の無断転用を禁じます /
  • Copyright (C) 2009 リクルート 記事の無断転用を禁じます /
  • Copyright (C) 2009 キャリアブレイン 記事の無断転用を禁じます /
  • Copyright (C) 2009 角川マーケティング 記事の無断転用を禁じます /
  • Copyright (C) 2008-2009 Broadmedia Corporation. All rights reserved./
  • Copyright (C) 2008-2009 National Geographic. All rights reserved. 記事・写真等の無断転載を禁じます。 /
  • Copyright (C) 2009 CyberAgent 記事の無断転用を禁じます /
  • Copyright (C) 2009 集英社 記事の無断転用を禁じます /
  • Copyright (C) 2009 RAUL 記事の無断転用を禁じます /
  • Copyright (C) 2009 住宅新報社 記事の無断転用を禁じます /
  • Copyright (C) 2009 フィスコ 記事の無断転用を禁じます /
  • Copyright (C) 2009 テクノバーン 記事の無断転用を禁じます /
  • Copyright (C) 2009 聯合ニュース 記事の無断転用を禁じます /
  • Copyright (C) 2009 WoW!Korea 記事の無断転用を禁じます /
  • Copyright (C) 2009 プレジデント 記事の無断転用を禁じます /
  • Copyright (C) 2009 翔泳社 記事の無断転用を禁じます /
  • Copyright (C) 2009 BCN 記事の無断転用を禁じます /
  • Copyright (C) 2009 オールアバウト 記事の無断転用を禁じます /
  • Copyright (C) 2009 はてな 記事の無断転用を禁じます /
  • Copyright (C) 2009 リアルスポーツ 記事の無断転用を禁じます /
  • Copyright (C) 2009 東京カンテイ 記事の無断転用を禁じます /
  • Copyright (C) 2009 NPO法人放送批評懇談会 記事の無断転用を禁じます /
  • Copyright (C) 2009 GLOBIS.JP 記事の無断転用を禁じます /
  • Copyright (C) 2009 PHP研究所 記事の無断転用を禁じます /
  • Copyright (C) 2009 MTV Networks Japan株式会社 記事の無断転用を禁じます /
  • Copyright (C) 2009 京都新聞 記事の無断転用を禁じます /
  • Copyright (C) 2009 ぴあ 記事の無断転用を禁じます /
  • Copyright (C) 2009 マガジンハウス 記事の無断転用を禁じます


このキーワードの