千葉県松戸市のマンションの一室が焼け、この部屋に住む千葉大園芸学部4年、荻野友花里さん(21)が殺害されていた事件で、荻野さんの口座から金を下ろした男の姿が、松戸市内の3カ所のATM(現金自動預払機)で防犯カメラに写っていたことが31日、捜査関係者への取材で分かった。男は黒っぽい野球帽を被っていたという。
捜査関係者によると、荻野さんの遺体が発見される前日の先月21日、男が利用しようとしたのは、JR松戸駅近くのスーパーなど周辺3カ所のATM。男は同日の日中、このうち1カ所のATMで、荻野さんのキャッシュカードを使って数万円を下ろしていた姿が防犯カメラに写っていたことが、すでに判明していた。
男が実際に現金を下ろしたのは1カ所だけで、このATMでは1度操作に失敗した後、1回で残高のほぼ全額に相当する数万円を引き出したという。荻野さんの部屋からは、現金を持ち出された形跡はないものの、キャッシュカードが発見されておらず、男が持ち出した可能性が高い。
金が下ろされた日の午前中、荻野さんが母親にメールを送信したことが確認されており、殺害は男が金を下ろす直前だったとみられる。捜査本部は近く、防犯カメラの映像を公開して情報提供を呼びかける方針。