千葉県松戸市のマンションの一室が焼け、この部屋に住む千葉大園芸学部4年、荻野友花里さん(21)が殺害されていた事件で、荻野さんが遺体で発見される前日の10月21日に母親に送ったメールは、送金を依頼する内容だったことが1日、捜査関係者への取材で分かった。松戸市内のATM(現金自動預払機)3カ所の防犯カメラに写っていた男の画像が、眼鏡をかけた姿と、外した姿の2種類あることも判明。いずれも黒っぽい上着を着た帽子姿の中年男で、防犯カメラを意識して別人を装う工作だった疑いもある。
千葉県警松戸署捜査本部の調べによると、荻野さんの携帯電話からメールが送信されたのは21日の午前中だった。その後、同日の日中に松戸市内のATM3カ所で、荻野さんのキャッシュカードで現金数万円を下ろす男が防犯カメラの映像に写っていた。
捜査関係者によると、荻野さんは通常、兵庫県の実家に送られる大学の奨学金を、自分の口座に改めて送金してもらっていた。送金先は、男が金を引き出した口座だったという。
捜査本部は、荻野さんは男が金を下ろす直前に殺害されたとみており、送金依頼の直後に金が引き出されている点にも注目。男が荻野さん殺害に関与している可能性もあるとみて、防犯カメラの映像を近く公開し情報提供を呼びかける。