ブリヂストンは2日、世界最高峰の自動車レース、フォーミュラ・ワン(F1)への独占的なタイヤ供給契約を平成22年秋のシーズン終了にあわせて打ち切ると発表した。
ブリヂストンは9年から国内外のF1レース向けにタイヤの供給を本格化し、現在は22年までの3年間、F1に出場する全チームに独占的にタイヤを供給する契約を結んでいる。
今シーズンは約4万本のタイヤを供給しており、「F1を足元から支えることにより、製造技術は格段の進歩を遂げた」(同社)という。
その一方で、F1レースは運営費や広告費、タイヤの生産・開発費など今年だけで約70億円を投入するなど費用負担が大きい。このため、世界的なタイヤ需要低迷で業績が落ち込むなか、同社は22年の契約満了を区切りに撤退を決めた。
モーターレースでは昨年、ホンダがF1、富士重工業が世界ラリー選手権からそれぞれ撤退を発表。今年1月には川崎重工業がオートバイの世界選手権シリーズの最高峰クラス「モトGP」への参戦休止を発表している。