小沢鋭仁環境相は4日、平成22年度税制改正で要望していた地球温暖化対策税(環境税)について「(来年)4月から即導入は難しい」との認識を示し、見送りを検討する考えを明らかにした。都内で記者団に語った。民主党はマニフェスト(政権公約)で来年度からのガソリン税などの暫定税率廃止を掲げているが、温暖化対策税がその税収減の大半を補えるとみられただけに、新たな財源確保が課題になってきた。
温暖化対策税は、ガソリンなどすべての化石燃料を課税対象とするもので、鳩山由紀夫内閣の地球温暖化対策の柱にすえられている。これに関連し、環境省は2兆円規模の温暖化対策税を来年度導入するよう要望していたが、小沢環境相は同日、「暫定税率がなくなり、一度はガソリン価格が安くなることを(国民に)実感してもらう期間があってもいい」と指摘。暫定税率廃止後に一定期間を置いて、国民の「合意形成」を経てから温暖化対策税を導入すべきだとした。
暫定税率を来年度廃止すると、約2兆5千億円の税収減となる見込み。ガソリン価格の下落により消費が増え、「地球温暖化対策に逆行する」との指摘もある。