トヨタ自動車は5日、平成22年3月期連結決算(米国会計基準)の業績予想を上方修正し、本業のもうけを示す営業損益を3500億円の赤字(従来予想は7500億円の赤字)に見直したと発表した。日本のエコカー減税を含む世界各国の新車買い替え支援策の恩恵があるほか、ハイブリッド車(HV)「プリウス」などの販売台数が予想を上回ったためだ。
売上高も18兆円(同16兆8千億円)、最終損失も2千億円(同4500億円)と、いずれも上方修正した。21年度の世界販売台数は従来予想より43万台多い703万台としている。
ただ、足元の経営環境はなお厳しく、同時発表した21年9月中間連結決算の売上高は前年同期比31・3%減の8兆3776億円、営業損益は1368億円の赤字。自動車レースのフォーミュラ・ワン(F1)から撤退するのもこのためだ。
4〜9月の販売台数は同26・4%減の313万台。8月以降はプリウスやHV「レクサス HS250h」などの販売増が貢献し、前年実績を上回っている。