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「仕事上手は恋愛下手」から抜け出す方法

2009年10月2日(金)8時50分配信 All About

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見た目の年齢破壊は進んでいるし、需要がないわけじゃないのに恋愛できないのはなぜ? [ 拡大 ]

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■恋愛しないのは仕事のせい?

「仕事脳と恋愛脳を使い分けて、男の本能を刺激するには?」
「仕事と恋愛は両立できない」
「恋愛できないのは、仕事のせいだ」

 そんな男女が、2009年現在になっても少なからずいる。

 気持ちはよく分かるけれど、一方、それは逃げだとも思う。

 だって、バリバリ仕事していても、濃い恋愛を楽しんでいる人はたくさんいる。自分次第で恋愛と仕事は両方楽しめるし、意識が高ければ、相乗効果で各々をブラッシュアップできるものだから。

 しかし、仕事ができる女の中には、モテない人が多いのもまた事実!

 仕事ができて、美しくて性格もすこぶる良いのに恋愛からは縁遠い女が意外なほど多い(特にover30に!?)。考察してみて、それは男の問題ではなく、女性自身の問題だということに気づいた。つまり、仕事ができるからモテないのではなく、仕事に心身を浸しすぎていて、仕事脳になっているからモテないのだ。

■仕事のデキる女が、モテないと感じる理由

 そもそも“仕事をする”ことは、左脳的で男性的なもの。だから、『働きマン』(安野モヨコ著)の松方弘子のごとく、“男スイッチON!”したほうが馬力も出るし、効率よく上手くいく。

 でも、そうして仕事に時間も体力も費やし過ぎると、そのうち、そのスイッチが入りっぱなしになって切れなくなってしまう。それこそ、交感神経が働きづめだと興奮して眠れなくなるみたいに、ギラギラとした戦闘モードのままで、彼とのデートに行っても、妙に理屈っぽくなったり、小さなことでイライラしてしまったりする。

 それが根本的にモテない、恋愛を遠ざけている原因なんじゃないかと思う。

■『男と女の不都合な真実』に見る、私たちのカラ回り

 上映中の映画『男と女の不都合な真実』の主人公アビーもそのひとり。テレビ局の辣腕プロデューサーのアビーは、美人で頭も性格も良い。恋愛願望も強いのに、一向に恋ができない。

 ブラインドデートでも、レストランのウエイターに向かって「水道水なら飲みたくない」と理屈っぽく語りだしたり、恋愛マニュアルに冒されているのか、デート中、事前に用意しておいた“会話することリスト”を見て、相手の男をうんざりさせてしまう。

 すっかりリアルな恋愛が遠ざかってるR30独女なのに、少女の頃と変わらず夢見がちで“理想の王子様像”は妙に高かったりする……。

■男はアソコで恋愛する!

 そんなアビーに恋愛指南をしてくれるのが、仕事場では犬猿の仲である恋愛カウンセラーのマイク。マイクは、アビーがひと目ぼれした理想の王子様(=ハンサムで紳士的な医者)のコリンを虜にするために、男の赤裸々な本音と心理描写を教えてくれるとともに、仕事脳に侵されたモテない独女を恋愛へと変身させてくれる術を教えてくれる。

 マイクは、“男はアソコで恋愛する”生き物だから、理屈よりも、男の本能に訴えかけろ! と繰り返し言う。

 つまり、仕事脳(=男スイッチ)なんてOFFにして、恋愛脳(=女スイッチ)をONにせよ! アドバイスしているのだ。

■女を開花させ、男の本能を刺激するためのアドバイス

 映画の中に出てくる具体的かつ、興味深いアドバイスをいくつかピックアップして検証してみたい。

1. 恋愛マニュアルを読むより、ステアマスターに乗ってぺらぺらの下着をつけろ!
 男は視覚で恋をする生き物だから、女性の見た目はとっても大事! 

 「恋愛マニュアルを読んでも見た目は変わらない。ステアマスター(エクササイズマシーン)でボディラインを整えて、男心を刺激するぴらぴらのパンツを履け」とマイクは言う。

 そういえば、リリー・フランキーさんもいつも「女の真価はパンツにある! 女たるもの布が小さいパンツを履くべし!」と熱く語っていた。

 男心は至極、シンプルで、難しいテクニックで心のヒダをくすぐられるよりも、ひとめで美しいものにふらふらと惹かれるものなのだろう。

 他にも、スカートは短く! 髪の毛は長めでふんわりと巻く! 胸を寄せて出す服を着ろ! などなど、劇中に派外見をブラッシュアップするためのさまざまなアドバイスが出てきた。

2. 説教はするな。男は成長や変化や進歩に弱いんだ
 作中で何度か出てきたのが――男は、女の「説教」と「仕切り」が大嫌い――というエピソード。たしかに、男はツッコミ体質な女や場の空気をコントロールしようとするパワフルな女性(女性にとっては気遣いもあるのだけれど)には苦手意識があるし、仕切り屋の女性を異性として意識できない男も多い。

 かといって、「何でもいいわ」という全部お任せな女子も嫌がるのだから困りもの。仕切らず、怒らず、強がらず、甘えすぎず、寛容に。男には、肩の力は抜いても気は抜きすぎないスタンスで接するのがいいのかも(でも、そのバランスが難しい!)

3. 悩みを相談するな。男は聞いていない
 若い女子的には「悩みを相談できない彼氏なんて!」と思うかもしれない。けれど、over30女としては静かに納得したアドバイス。そもそも男は、悩みに限らず、女のオチのない長い話が嫌いだし、女心の小さな揺れや些細な悩みを感じ取れる洞察力や胆力のある男は少ない。

 たとえ、話を聞いてくれたところで、男と女はまったく違う性質や思考を持った生き物ゆえに、言葉にできない心のヒダまではくみ取ってもらえないし、新鮮な助言はくれても、女が心情的に欲しがるアドバイスは出てこない。そう考えると、男に悩みを話してもさほどなメリットはないのかも。そういえば、杉本彩さんも、「男に悩みを相談しても解決しないから、話したことがない」と言っておりました。

 マイクのアドバイスは他にも……

4. 彼の話に笑うこと 
5. ウソでも感じるふりをしろ!
6. 2つの顔を持て! 司書とストリッパーだ!

 やや不毛で身勝手なものもあったけど、男性の心理がリアルに伝わってくる面白くて実践的なものがたくさんあった。

■「上手に恋愛したいなら、恋愛するな」

 本作にはアビーの成長と2人の恋愛の行方を軸に、さらに深い男と女の本音や、恋することと愛することの機微が描かれている。 マイクが恋愛に悩む人々へのアドバイスとして、「上手に恋愛したいなら、恋愛するな」と語っていたのが印象的だった。

 「恋愛より性欲、ずっと気楽で簡単だ。失恋から立ち直るには数年かかる」

 これは深い。深いけれど、切ない言葉だ。

 ある男友だちも、「女の人は、オレじゃなくて、恋に恋している。相手は自分じゃなくてもいいような気がして醒めてしまう」と語っていた。目の前の自分よりも、自分の頭の中の理想の男に恋をしている女に、たぶん、男はちょっと傷ついているんだろうと思う。

 一方、男は恋愛のはじまり(=性欲)に支配されがちで、女はそこに傷つくわけですが……。

 女の理想が打ち砕かれ、男の性欲が平常のテンションに戻った時に、恋は愛に変わる分岐点を迎えるのかもしれない――。

 この映画のテーマでもある、男(ヤリたい→好き)と女(好き→ヤリたい)の不都合な真実について改めて考えさせられた。

 でも、その理解しがたい違いと不都合があるからこそ、お互いが魅力的に映るのも真実だから恋愛って面白いんだけどね。

【恋愛:芳麗】

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