あなたはいくつの「顔」を楽しんでますか?
2009年10月3日(土)8時50分配信 All About
一つの「仮面」に人生が支配されていませんか? [ 拡大 ]
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■社会で生きるにはいくつもの「仮面」が必要
人は他人と接するときには「仮面」をつけ、自分でも気づかないうちに上手に使い分けています。このように、人が社会に適応するために担う役割としての顔を、ユングは「ペルソナ」と呼びました。ペルソナとは古典劇で役者が用いる「仮面」の意味です。
一つの仮面がそのまま自分だと思い込んでいる人は多いですが、こうした場合、自分や他者に何かと不都合を与えることがあります。
たとえば、「厳格な上司」としての仮面を私生活でも外せずにいると、家族や近所の人にも居丈高に振舞って嫌われたり、自分の弱さを知る恐怖から、新しいチャレンジや変化に対して極端に臆病になったりすることが多いでしょう。
■世間を騒がす事件にも「仮面」が関係している!?
また、一つの仮面の縛りが強すぎてストレスがたまりすぎてしまうと、ある日突然、全然別な自分がひょっこり顔を出して、トラブルを起こすことがあります。
たとえば、真面目で評判だったエリート教師がわいせつ行為でつかまり、世間を驚かせたりするのもその一例でしょう。また、親の言いなりに生きてきた「大人しい子」が、凄惨な暴力事件を起こしたりするのもそうでしょう。
このように、仮面に縛られて窮屈になりすぎると、思いがけない行動に走りやすくなるので要注意なのです。なかには、それがプラスに働く場合もありますが、上のように社会的に問題となる行動を起こす危険もあります。
仮面に振り回されずにもっと楽に生きるためには、まず、社会と関わる以上、誰でも何らかの「仮面」をつけながら生きる必要があるということを認めてしまうこと。その上で、一つの仮面の影響が強くならないよう、バランスを取ることが必要なのだと私は考えます。
では、そのバランスの取り方について、私なりのアドバイスをお伝えしたいと思います。
■自分が持つ色々な顔をもっと楽しむ
ところで、私は自分自身、「職業人」「主婦、母」「一人の女性」というの3つの仮面(というより「3つの顔」)を持って社会と接していると意識しています。そして、“それぞれの顔の違いを楽しむ”ことも意識しています。
たとえば、仕事関係者の多くは私の本名や私生活を知りません。逆に、プライベートで付き合う人は私の本名しか知らず、仕事のことなどほとんど話題にもしません。また一人の女性としての自分を楽しむときには、子どもは連れて行かないことにしています。
このように、立場によって顔を使い分けると、何倍もの人生を生きられるような気がして楽しいものです。つまり、「仮面」を否定的に捉えるのではなく、人生を楽しむ「機会」として受け止めれば、もっと自分の可能性が拡がるように感じられるのではないでしょうか?
■「色々な顔」を楽しむためのポイント2
さらに、自分の色々な顔を楽しむためのポイントについて考えてみました。ぜひ参考にしてみてください。
1)「ちょい悪」な顔は意外に大切なバランサー
日常生活が、「仕事」と「家庭」だけで満たされている人は多いでしょう。しかし、その他にもう1〜2つの顔を持ってみませんか?特に、家族やパートナーが関わらない顔を持つことが大切です。
たとえば、仕事や家庭で「真面目で誠実な仮面」を要求されている人は、家族には内緒で通うバーを持つ、夫に内緒で友人と豪華ランチ巡りをしている、など「ちょい悪」な自分を楽しむのがお勧めです。
普段からこうした意外な一面を持っていれば、「公的な自分」としての役割から来るストレスを解消することもできます。また、家族やパートナーは、互いのそんな一面を咎めず認め合うことが大切です。
2)「顔」を変えるなら、まず服装から
「私の人生は、いつもワンパターンでつまらない」と感じている人は、まず服装をチェックしてみてください。「私生活で出かけるときには、いつもGパンにトレーナー」「スーツ以外では、ジャージしか着ない」「2〜3年、部屋着もパジャマも新調していない」というように、服装もワンパターンになっていませんか?
生活の基盤は同じでも、案外、洋服や髪型、インテリアのような「ソフト」部分を状況に応じて変化させるだけで、物事を全然違った角度から眺められるようになります。
仕事でも私生活でも、会う人、行く場所、気分によって違う服を選んでみるなど、自分の外見に変化を加えることで、“さまざまな顔を楽しむ”という感覚を積極的に味わってみてはいかがでしょうか。