イギリスのテレビの犬たち ピピン
2009年10月17日(土)9時0分配信 dog actually
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渡英したばかりの頃、まだ英語がよくわからなかったので、CBBC や CITV のような子ども向けのテレビ番組をよく見ていた。
イギリスの子ども向け番組には、たくさんの動物が登場する。犬や猫などのコンパニオンアニマル、牛や羊などのファームアニマルたち。リスやアナグマなどのワイルドアニマルたち。
イギリスの子どもたちには、動物は本当に身近な存在なんだなあ、ということを感じずにはいられなかった。
そんな中、『Come Outside』という番組では、水玉の飛行機に乗って冒険をする犬が登場していた。
のどかで優しいこのシリーズに、私はたちまち虜になった。
Come Outside(外においでよ)は、BBC の子供向け教育テレビの1つで、1994年に放映されてから、今でも再放送を重ねている人気番組だ。
メイベルおばさんと、彼女の犬、ピピン。これが主な登場人物。身近に起きる様々な出来事を探る為、メイベルおばさんとピピンは、水玉の飛行機に乗って、イギリスの空を飛ぶ。
初めてそれを見た時は、イギリスの婦人は飛行機も運転できるんだ!しかも犬と一緒に!!!と、とても驚いた。
どんな内容かと言うと、メイベルおばさんのティーポットが壊れてしまったので、ピピンと一緒にポッテリー(陶芸)のアトリエに行って新しいティーポットを作ったり、「バス」のシリーズでは、おばさんの飛行機が動かず、ピピンと一緒にバスで出かけるものの、おばさんはピピンをバスに忘れてきてしまう、などのお話。また、番組内では、ピピンがおばさんにちょっとしたいたずらをしたり、ピピンがスケボーに乗ったりと、ピピンの演技も抜群。
実はこのピピンは、世界で最も有名なスター犬、「ベンジー」の末裔だそうだ。ベンジーはアメリカ、カリフォルニアのレスキュー施設(里親団体)の出身で、映画に出演し、世界で最も有名な雑種犬となった。
以下の動画は「水」を題材にした冒険。ピピンが空を飛ぶシーンに注目。「さあピピン!飛ぶ時間よ!」とメイベルおばさんが叫ぶと、ピピンはリードを自分で持ってきて準備する。しかし実際、ピピンが空を飛んでいる図は、合成だ、という話も聞いたことがある。嘘でも本当でも、「犬と一緒に空を飛ぶ」という設定にはなんて夢があるのだろうか。
ピピンは、イギリスのピュリナが製造しているドッグフード「ベイカーズ」のモデルにもなっている。ベイカーズのどのパッケージにもピピンが印刷されているはずだ。
ピピンを見て大きくなったイギリス人はとても多く、今でも忘れられない人が多いようだ。勿論私も忘れられない。ピピンとメイベルおばさんを見るとホッとしたものだ。ピピンのその後は公式には発表されておらず、恐らく、活躍していた時の年齢から察すれば、ピピンは仕事を退いた後、のんびり暮らして、この世を去っていったかもしれない。
ピピンの塗り絵もあります。あんまり可愛くない?子どもたちにどうぞ!