室内犬飼育がこどもの喘息発症率を低下させる
2009年10月21日(水)17時0分配信 dog actually
-PR-
喘息の原因のひとつとして考えられているものが、ダニやハウスダストなどのアレルゲンです。アレルゲンとなり得るものをなるべく排除するために、動物は飼えないと思っている方もたくさんいらっしゃることでしょう。もちろん、特定の動物のアレルギーをもっているかどうかを調べることは重要なことですが、「犬=アレルゲン」という構図は必ずしも当てはまらず、むしろ喘息の発症の予防に役立つかもしれない、という調査結果が公表されています。
これまでに、生まれた時もしくは幼少期から室内犬などのペットを飼うことは、その後の人生における喘息や喘息に関連する健康状態(アレルギーや肺機能など)に対して強力な防御策となるという報告がされているそうです。それを受けて、米国アリゾナ大学の研究チームが、犬を飼育することで喘息発症率が低下するのはなぜなのか、その原因を探るべく研究を進めています。
研究チームは、幼少期に犬にさらされることで、血液中に何らかの“しるし”が作り出されるのだろうと想定しているそうです。その“しるし”こそが、喘息発症率を低下させる鍵を握っているのではないかということなのです。幼少時に犬と一緒にいた場合と、一緒にいなかった場合の“しるし”の比較と、実際に喘息が発症しているか否かについて調査をしていくことで、犬の飼育がどのようにして喘息予防効果をもたらしているのかという生物学的なメカニズムを解明していくことを目標としているそうです。そしてそのメカニズムが解明されることで、最終的には治療や予防にまで役に立てていきたいと言っています。
除菌や抗菌などとうたった様々な商品があふれているご時世です。そのような商品のなかには、国内でも流行し始めているインフルエンザなどの予防に効果的なものももちろんあるでしょう。しかし、人の生命力そのものを高める根本にあるものは、闇雲に清潔さを保とうとすることではないのかもしれないということを、犬が証明してくれる日はそう遠くないかもしれません。
(satoko)
【参考サイト】
・ohmidog!
【関連記事】
・愛犬と悪玉菌を共有しないために大切なこととは?
・アメリカに初登場!ピーナッツ探知犬
・水も石鹸も必要なし!コーンスターチで汚れ落とし