犬の嗅覚のスゴさ、本当に知っていますか?
2009年10月29日(木)17時0分配信 dog actually
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犬は人とは比べものにならないほどの優れた嗅覚を持っています。人の10万倍の嗅覚を持つと言われている犬ですが、なぜそんなにも卓越した嗅覚を持っているのか、そして、実際にその嗅覚を使ってどのような仕事をしているのか、みなさんご存知でしょうか?
犬はなぜ鼻がいいのでしょう?人の場合は視覚のために使う脳の領域が広いのに対して、犬は嗅覚のために使われる脳領域が広いことが知られています。脳の嗅覚を感知する領域が広いということは、匂いを感じることのできる物質も多く存在しいるということです。人間の場合では平均500万個のところ、犬は犬種によるものの、1億2500万個から2億5000万個あるそうです。セントハウンドの中でも嗅覚に優れていると言われているブラッドハウンドは、実に3億個も。外側も内側も湿っている鼻、というのも優れた嗅覚を持つ理由のひとつ。空気の流れをキャッチし、風に漂う匂いもかぐことができるのです。
1兆倍に希釈した化学物質を検出したり、12メートルもの地中に埋められた物の匂いや1週間前の人の指紋の匂いまでをも嗅ぐことができるという犬ですが、私たちの生活の中で犬たちは、その優れた鼻を使って様々な仕事をしています。
そのひとつに、なんと、クジラの糞を探知する仕事をしている犬がいるそうです。クジラの研究者たちは、クジラの糞からその食餌や遺伝、ホルモン状態などの情報を得たいと考えていたそうなのですが、たった30分しか水面を漂う事がないクジラの糞を、広大な海原からどうやって探したらいいものかと困っていたそう。そこで登場したのがクジラの糞探知犬なのだそうです。
人だけだった時には2週間探し続けて5つのサンプルを発見するのがやっとといった状況だったのが、クジラの糞のある方向にむけられた犬の鼻先を目印にして船を進めるようにしたところ、1日で12サンプルも回収出来るようになり、クジラの生態調査に大いに役立っているとのことです。
また、ガン探知犬として働いている犬がいます。日本でも、黒ラブのマリーンを通じてガンを探知する仕事をする犬がいることをご存知の方は多いのではないでしょうか。ガン探知犬は、人の呼気から肺ガンや乳ガンを、尿からは膀胱ガンや前立腺ガンの匂いを検出できるそうです。その正確性は、画像診断を行うハイテク機器を用いるのと同等かそれよりも上回るといいます。
犬にしか分からない、犬の鼻が私たちに与えてくれる情報はこれだけではありません。たとえばこんな能力も発揮しています。
米国農務省(USDA)では、グアムにおいて飛行機に荷物を積む際、毒蛇のブラウン・ツリー・スネークが陰に隠れていないかどうかチェックするために、ジャック・ラッセル・テリアを使っているそうです。優れた嗅覚の上に、ジャック・ラッセル・テリアの、ヘビを怖がらない勇敢な性格と俊敏な動きを併せ持つことが、毒ヘビ探知犬として活躍できる理由だそうです。
そのほかにも、爆発物や薬物、輸入禁止農作物、病害虫、白アリなどの検出に、その鼻を大いに役立てて働いています。
犬が持つ嗅覚と同じようには私たちは匂いを感じることができません。嗅覚に限らず、犬の秘めている能力を、その想像が及ばないがためにまだまだ引きだしきれていないところがあるかもしれないと感じるものです。
(satoko)
【参考サイト】
・Animal Health Care Center
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