高遠ブックフェスティバル 〜「本の町」はいい感じ!〜
2009年9月2日(水)11時0分配信 デイリーポータルZ
町全体を「本の町」に仕立て、ブックツーリズムを体験できる、ブックフェスにいってきた。 [ 拡大 ]
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8月最後の土日、縁あって「高遠ブックフェスティバル」に参加してきた。フェスだ、夏フェス。でもふつうのフェスのイメージとちょっと違うぞ、「ブックフェス」だ。
具体的にどんなフェスかというと、2日間、高遠という町全体を「本の町」に仕立て、「ブックツーリズム(本+旅)」を体験できる試み、なのだ。
旅行に本を1冊携えて行く方も多いと思うが、その本自体をテーマにした旅とは―それはどんなものだろう。正直、企画から参加させていただいた私にも、当日まではっきりとしたイメージは頭になかったのだ。がしかし。
本当に「本の町」になってた!
高遠という町の名は、以前から知っていた。「たかとお」という響きが強く印象に残っていて、何で知ったかは記憶にない。長野県の南信地方、伊那市の一部。春には一帯が桜の名所になる。城跡も歴史もそこにあるが、決して大きくはない町だ。こんなフェスがなかったら一生来なかったかもしれない、そんな町。
しかし国道沿いにしばらく続くメインストリートは、打ち合わせで6月に来たときと違い、観光地のように人の流れができていた。
このフェスはもともと、「本の家」という古本屋を高遠でやってらっしゃる斉木さん、そしてライターの北尾トロさんらお仲間3人で始めた活動の一環ということである。斉木さんは、以前は東京の西荻窪でブックカフェをしていらしたが、縁あって高遠に移住し、日本に初めての「本の町」を作ろうと、地元の方々と頑張っておられるのである。
ヨーロッパに点在するという「本の町」。本好きの集まる町。斉木さんらのイメージするのはそんな場所。だが私は、その海外での本の町の様子は写真で見て知っていたが、高遠でのイメージがはっきりとは描けてなかった。
しかし実際、街中をゆっくり歩いてみると、ああそういうことかしらと、じわじわと沁みるようにわかる気がした。