鳩山が学んだ「細川官邸」'93年の教訓
細川首相首席秘書官が語る秘話
(AERA 2009年9月7日号掲載) 2009年9月4日(金)配信
自民党が下野した。1993年8月に発足した細川護熙政権以来のことだ。
「非自民政権」を担う鳩山由紀夫氏は官房副長官だった。
首相首席秘書官を務めた成田憲彦氏が、
細川政権時代の舞台裏と、新政権を語った。
あのとき、内閣支持率は7割を超え、国民が熱狂した。社会の中に矛盾があふれ返っていたからだ。
60年安保の大騒動の後、高度成長が始まり、所得倍増計画を掲げた自民党は、高度成長に頼った「バラマキ政治装置」になった。補助金や公共事業で「一億総中流」社会をつくったのは功績だが、バブル崩壊で、ツケは国民に回っていた。官僚も自民党政治に閉塞感を抱き、新政権への期待が高まっていた。そんな社会構造の1993年8月、細川護熙政権は発足した。
当時と、現在の2009年はよく似ている。昨年のリーマンショックで国民は右肩上がり経済の終焉を悟った。若者の間にも閉塞感が広がっている。
〈93年7月の総選挙で自民党は過半数を割りこんだ。8月、日本新党、新生党、新党さきがけ、社会党、公明党、民社党、社民連、民改連の8政党・会派による細川連立内閣が発足し、自民党は55年体制になって以来、初めて下野した〉
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