中川昭一の無残すぎる死
ガリガリだった死に顔
(AERA 2009年10月19日号掲載) 2009年10月15日(木)配信
まだ56歳だった。自民党中枢で活躍してきた「保守派の旗手」が急死した。
何が「政界サラブレッド」を酒に走らせ、その命まで追いつめていったのか。
亡くなった中川昭一氏と個人的に親しかった友人は、
「いつか破綻が来るような気がしていた」
と言う。中川氏の内気な性格が自分を追い込むことになりはしないかと心配していた。
「愛すべき男だった。だが、綺麗事では済まない政界で生きるには優しすぎた。意外かもしれないが、彼は目の前の相手を非難、注意するのが苦手。不安や不満を内向させストレスを溜め込んでしまう。高じると、俺はダメな奴だと思いこむ。その鬱屈を酒で紛らわす」
そして、
「酒をやめろと何度も言ったのに。でも政治家を続けていくためには酒を飲まないとやっていけなかった……」
と、56歳という早すぎる死を惜しんだ。
都内の自宅寝室で死亡している中川氏を家族が見つけたのは10月4日朝。死亡時刻は3日午後11時前後という。不眠で通院していた中川氏は睡眠薬を処方されており、寝室から睡眠薬らしき錠剤が見つかった。血液中からアルコール成分が検出され、酒と睡眠薬を飲んだ結果、急性心筋梗塞など循環器系の異変で亡くなった可能性がある。
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