第2弾!アリ地獄のメカニズム
昭和妻から逃げたい!
(AERA 2009年10月26日号掲載) 2009年10月23日(金)配信
いったい何様?
女王様?
そんなセリフ、のみ込んだことないですか。
家計を掌握し、不明朗部分を指摘されると逆ギレ。
そもそも働くことが罪と思ってない?
好評「昭和妻」シリーズ第2弾。
IWCやオメガの文字盤が、誘うように輝いた。時計マニアではないが、キラキラして見えた。小さくため息をついた。
安くて50万か。でも、ほしいなあ──。
都内の会社員トオルさん(36)は10月の連休中、出張に出かけた関西で、知り合いに誘われて高級時計の展示会に立ち寄った。
出張から戻り、妻(39)に相談すると、こう言われた。
「普段から、時計してないじゃない。夏は蒸れるし」
確かに、手首にかかる重さが嫌で、腕時計は外していることが多い。でも、でもですよ。年収は1000万円近い。高級時計を一つくらい買っても、バチは当たらないんじゃないか。
10年前、留学中のパリで出会って結婚した。給与が振り込まれる銀行のカードと通帳は、最初から妻の手中に。月の小遣いは5万円で、年収アップに関係なく据え置きだ。
結婚当初は、妻の実家に同居していた。妻は出版社勤務の父と教師の母の次女。働く両親に育てられたからと結婚後も働くのかと思いきや、妻にはまったくそのそぶりはない。いわく、
「母がずっと働いていたから、私はそうなりたくないの」
家計から20万円以上も出してフランス語の通訳を目指して学校に通っていたが、数年で挫折した。次は着物の着付け。100万円以上は投資した。
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