知人男性6人が次々と死亡…
34歳女詐欺師魔性の婚カツ=i1)
(週刊朝日 2009年11月13日号配信掲載) 2009年11月5日(木)配信
結婚詐欺などの罪に問われている34歳の木嶋佳苗被告が、瞬く間にお茶の間の主役となった。何せ交際したり交流したりした男性が、判明しただけで6人も亡くなっているからだ。これは偶然なのか、それとも事件なのか。小太りでジジ転がしの佳苗被告の正体と「疑惑の婚カツ」の全貌を、本誌が総力を挙げてリポートする。
今年2月のバレンタイン時期。東京都板橋区のマンションに住んでいた木嶋佳苗(かなえ)被告は、1階の事務室で働く50歳代の管理人に珍しく声をかけ、箱を手渡した。管理人がこう振り返る。
「中には手作りのクッキーやマドレーヌが一つずつ袋詰めにされていた。『菓子工房 かなえ』と書いてあって、材料やブログのアドレスもあった。形がキレイで味もよく、あとで聞いたら『フードコーディネーターみたいな仕事をしてる』と話してましたよ」
このマンションには06年秋から3年ほど暮らした。家賃が月十数万円で60平方メートル弱の2LDK。シーズーを飼い、車はシルバーのベンツCクラスを今年5月ごろにワインレッドのベンツE320にグレードアップしていたという。
8月末には、池袋の高級マンションの最上階に移った。家賃約22万円で57平方メートル。埼玉県警の捜査員に連行されるのは、引っ越しから約1カ月後の9月25日のことだった。
佳苗被告は計4人の男性に対する結婚詐欺や同未遂の容疑で逮捕されている。いずれも男性は“生存”しているが、これまで交際したり交流を持ったりした男性のうち、少なくとも6人が練炭や火災などによって死亡している。佳苗被告が男性らから多額の金銭を受け取っていたほか、練炭や睡眠導入剤を入手していたことも判明した──。
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