THIS WEEK 政治
平野新官房長官の「功績」は故永田議員への「引退勧告」
(週刊文春 2009年9月17日号掲載) 2009年9月12日(土)配信
「ヒラノって誰だ?」。某テレビ局の政治部長は、思わず尋ねたという。鳩山政権の官房長官に内定した民主党の平野博文衆院議員(60)は、それくらい目立たない存在だ。
「プロフェッショナルな黒子タイプ。実務の裏方として、これほど重宝な人はいない。出過ぎたことはしないから、使う側は安心だよ」(民主党議員)
党の役職歴に、それが表れている。副幹事長、国対委員長代理、幹事長代理、総務委員長代理など。初めて「副」「代理」が取れたのは四カ月前、鳩山由紀夫氏が党代表になると同時に役員室長に就任した時だった。目立ちたがり屋ぞろいの民主党では希少人種だ。
和歌山県出身、中央大理工学部卒、松下電器産業(現・パナソニック)入社。労組で現場を修業し、社会党議員秘書を経て政界入り。同じ「松下」でも、エリート臭のある政経塾系とは対照的な人生を歩んできた。
その冷静な判断が幹部たちの信頼を得たのは、〇六年の偽メール事件だ。当時の前原誠司代表は強気一辺倒で突っ張ったが、幹事長代理だった平野氏はいち早く「これは危ない」と幹事長だった鳩山氏に進言。皆が尻込みする中、故永田寿康氏に議員辞職の引導を渡したという。
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