イギリス
不透明なタックスヘイブンジブラルタルは犯罪拠点か?
(クーリエ・ジャポン 2008年5月掲載) 2008年4月28日(月)配信
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わずか6.5㎢の小さな半島は、英国の重要な軍事拠点として知られる。しかし、ここは経済協力開発機構(OECD)がタックスヘイブンと認定する地でもあるのだ。
銀行が19行、保険会社が17社、保険の仲介業者が30社以上。法律事務所も28社ある。
ジブラルタルは、麻薬の密売などに絡んだ動きがしばしば見られるスペイン南部とアフリカ北部に近接していることから金融犯罪捜査上、重要な地点であるとみなされてきた。
スペイン当局は再三にわたり、捜査の協力と情報の提供を求めてきたがジブラルタル側は極めて非協力的だ。04年、スペインにサパテロ政権が誕生して以来、それまで冷え切っていた関係はいくぶん改善され、警察、司法などの面では協力し合うことを確認し合った。だが実際には、税関の取り締まりなどのレベルに留まり、いざ金融犯罪の捜査になるとジブラルタル側は消極的になる。 「理由はいろいろあるが、その領域には、ジブラルタルの警察も踏み込めないのです」とあるスペインの捜査官は言う。
こうした事態を受け、スペインはOECDに、ジブラルタルを「非協力的タックスヘイブン・リスト」に載せるよう要請している。ちなみに現在、このブラックリストに載っているのはアンドラ公国やリヒテンシュタイン、そしてモナコなどだ。
エル・パイス(スペイン)より
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