アメリカ
オリバー・ストーンが描く“ブッシュの真実”
(クーリエ・ジャポン 2008年7月号掲載) 2008年6月27日(金)配信
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JFKやニクソンなど、歴代の米大統領を描いてきた映画監督、オリバー・ストーンが、米ルイジアナ州南部でブッシュ現大統領を主人公にした新作『W』を撮影中だ。全米公開は今年10月になるという。
「ブッシュが、いかにしてアル中の能なしから、世界の権力の頂点に登りつめたかを描きます」とストーンは語る。
「テレビに映るブッシュ像はすべて管理されており、私たちは本当のブッシュをほとんど知りません。私は舞台裏からブッシュの真の人物像をとらえようと思ったのです」
ブッシュ役を演じるのはコーエン兄弟の『ノーカントリー』でカウボーイ役を演じたジョシュ・ブローリン。父親との対立、アル中時代の様子、テキサス流儀の恋愛、「悪の枢軸」をめぐる裏話、プレッツェルを喉につまらせて死にかけた話などが描きこまれるという。夫人のローラ役には、『スパイダーマン3』などで知られる、エリザベス・バンクスが抜擢された。映画には、コリン・パウエル、コンドリーザ・ライスらブッシュ政権を彩る政治家も登場する。
この映画の脚本には、米タイム誌の記者がブッシュに「9・11以後、あなたが犯した最大のミスは何ですか。そして、そのミスから何を学びましたか」と質問する場面があるが、これは実話にもとづいたもの。映画のブッシュ大統領は「前もってその質問を書面で欲しかったですね。そうしたら準備できたのに」と答えるが、これも実話の通りだ。
カストロ、ニクソン、アレクサンドロス大王の時と同じで、今回も主人公の“人間っぽさ”に焦点をあてているというストーン。「ブッシュ自身が面白い人間なので、映画自体も面白くなるはず」と自信満々だ。
スレート・ドット・コム(USA)ほか
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