ロシア
ロシアの次なる標的は…旧ソ連諸国の「戦々恐々」
(クーリエ・ジャポン 2008年10月号掲載) 2008年9月17日(水)配信
1ページ中 1ページ目
前のページ | 1 | 次のページ
ウクライナやバルト3国にも、ロシアの脅威が拡大している。
グルジア同様、親欧米政権であるウクライナにとって、今回の紛争の利害はとりわけ大きい。ロシアは、ウクライナがグルジアに武器を売り、ロシア兵を殺傷したとの非難を寄せている。一方のウクライナは、ロシア黒海艦隊に貸与しているクリミア半島の軍港セバストポリの賃貸料を引き上げるなど、反ロ姿勢を強めている。
この紛争がウクライナまで拡大すると見る専門家はほとんどいない。ウクライナは4600万人の人口を擁し、欧州諸国に隣接し、EU加盟を求めている国家なのだ。だが、今回の紛争がウクライナのクリミア半島における分離独立主義者を刺激したことは間違いない。
一方、昔からロシアとそりの合わないバルト3国は、紛争以来、EUに対し、ロシアとの密な関係を断つよう求めている。「政策を再検討すべきだ。こんな行動を取る国を、パートナーと見なすことができようか」と、エストニアのイルベス大統領は語る。「もう、恐ろしい現実から目をそむけてはいられない」。ラトビア、リトアニア、エストニアは、ポーランドとともに共同声明を発表。グルジア紛争はNATOとEUの信頼性を問う「リトマス試験紙」になると警告した。
フィナンシャル・タイムズ(UK)より
1ページ中 1ページ目
前のページ | 1 | 次のページ
バックナンバー記事
- 新興国市場に活路を見出す日本のバイクメーカー (クーリエ・ジャポン 2009年7月26日(日))
- シルバー世代が憧れる業界最高齢のポルノスター (クーリエ・ジャポン 2009年7月25日(土))
- おらが村の古民家を日本の建築家が生き返らせた! (クーリエ・ジャポン 2009年7月24日(金))
- “耳”認証システムの誕生で電話詐欺がなくなる? (クーリエ・ジャポン 2009年7月23日(木))
- アドレナリン大放出の「研修」が社員の結束を強化する!? (クーリエ・ジャポン 2009年7月22日(水))
