キューバ
カストロが愛した女、ナタリア・レブエルタ
(クーリエ・ジャポン 2008年11月号掲載) 2008年11月6日(木)配信
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キューバの首都ハバナに住むナタリア・レブエルタ(82)の机の上には、フィデル・カストロ前国家評議会議長の小さな彫像が置かれている。半世紀前、彼女とカストロは燃えるような恋のただなかにあったのだ。
ナタリアは革命前のキューバの裕福な家庭に育った。米国で経営学を学び、エッソのハバナ支店に勤め、医師と結婚していたが、次第に政治に傾倒し、カストロが所属する政党の支持者となる。当局から身を隠す手助けをした際に2人は出会い、恋に落ちた。
1953年、キューバ革命の端緒となったモンカダ兵舎攻撃は失敗に終わり、首謀者カストロは投獄される。彼が55年の恩赦で釈放されるまで、2人は情熱的な手紙のやりとりをした。カストロはこう記している。
「口づけはどれも同じかもしれない。だが恋人たちがそれに飽きることはない。言葉が口づけの場合もある。決して飽きのこない蜜。それがあなたの手紙の秘密だ」
60年代に2人の関係は終わったが、ナタリアはいまもカストロを支持している。
ヨ・ドナ(スペイン)より
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