ネットの利便性と戦う「本」という存在
(ダイヤモンドオンライン 2009年9月9日配信掲載) 2009年9月10日(木)配信
国立国会図書館長尾真館長が推し進める同図書館蔵書のデジタル化、そしてデジタル化された「本」のデータを広く利用しようとするプロジェクト「ジャパン・ブック・サーチ」が動きだそうとしています。
国会図書館には納本制度があり、どの出版社にも日本で刊行する出版物すべてを同図書館に納本することが義務づけられています。つまり同図書館には原則として日本で出た本がすべて存在し、それらがデジタル化されれば、日本の本すべてを網羅したデータベースができあがるということになるのです。
このデータベース(デジタルアーカイブ)を、ネットを通して利用者にさまざまな形で提供していこうというのが「ジャパン・ブック・サーチ」プロジェクトです。国会図書館自らと日本文芸家協会が検討を表明しており、出版社の団体である日本書籍出版協会も同じテーブルにつくことになるでしょう。
この動きを誘発したのは、明らかにグーグル和解問題、「グーグル・ブック・サーチ」の存在です。グーグル和解問題と、国立国会図書館の蔵書デジタル化については、前回の連載『「黒船」グーグルが日本に迫るデジタル開国』で詳しく説明してきましたので、ぜひバックナンバーをご参照ください。
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