ポスト・リーマンショックの自動車業界(2)電気自動車が招く「業界構造の大転換」
(ダイヤモンドオンライン 2009年9月24日配信掲載) 2009年9月25日(金)配信
連載第3回では、世界的な経済危機によって顕著になった「不確実性」に飲み込まれた自動車業界の現状を、詳しく紹介した。多くの企業は「戦略のパラドックス」に陥り、経営戦略の大転換を迫られている。
では、「ポスト・リーマンショック」の現在、自動車業界はいったいどこへ向かおうとしているのだろうか。今回は、そのキーワードとなるエコカー、とりわけHV(ハイブリッド車)の「次の本命」として注目を浴び始めた「EV」(電気自動車)の将来像に焦点を当てながら、業界の方向性を分析してみよう。
金融不況後の自動車業界においては、消費者の環境意識の高まりや化石燃料依存からの脱却を目指すエネルギー政策、米国のグリーン・ニューディール政策に代表される産業政策などが注目を浴びている。
そのトレンドを背景に、最近EV(電気自動車)やpHV(プラグインハイブリッド車)の市場導入・参入に関するリリースが相次いでいる。
すでに三菱自動車の「i-MiEV」や富士重工業の「スバル・プラグイン
ステラ」が日本市場へ投入され、中国の新興自動車向け二次電池メーカー・比亜迪汽車(BYD Auto)は、世界初となるpHV「F3DM」の市場投入を行なった。
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