財部誠一 特別インタビュー 内需にこだわる民主党が招く『鳩山不況』
(ダイヤモンドオンライン 2009年10月23日配信掲載) 2009年10月26日(月)配信
たからべ・せいいち/経済ジャーナリスト。1956年生まれ。慶應義塾大学法学部卒業後、野村證券に入社。同社退社後、3年間の出版社勤務を経てフリーランスジャーナリストに。金融、経済誌に多く寄稿し、気鋭のジャーナリストとして期待される。テレビ朝日系の情報番組『サンデープロジェクト』等、TVやラジオでも活躍中。経済政策シンクタンク「ハーベイロード・ジャパン」を主宰。 [拡大]
日本経済復活のカギを「内需」に定めた民主党。しかし、景気回復のビジョンがはっきり見えてこない現状で、「二番底」に陥る可能性も濃厚だ。日本経済のこうした危機的状況に警鐘を鳴らす経済ジャーナリスト・財部誠一氏に「二番底」突入の時期と「内需拡大」を推す民主党の思惑について話を聞いた。(聞き手/ダイヤモンド・オンライン 林 恭子、撮影/宇佐見利明)
――底を打ったはずの日本経済に「二番底」が懸念されている。鳩山政権が掲げる内需拡大政策によって、日本経済回復のシナリオは成り立つのだろうか?
まず言っておこう。民主党のマニフェストにある「子ども手当」や「高速道路無料化」などの内需拡大政策は、経済成長を目的としたものではない。彼らの最大の目的は、旧自民党政権下で出来上がった「政官業の癒着」に伴う国の非効率を壊すことである。それは、一見バラマキに見える政策のすべてが「直接給付」であることからも一目瞭然だ。
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