債務超過283兆円!JALよりも憂うべき日本の赤字国債の深刻度
(ダイヤモンドオンライン 2009年10月30日配信掲載) 2009年11月2日(月)配信
鳩山政権の誕生によって「JAL問題」や「ダム建設問題」が揉めることは、事前に予想されていた。だが、それとは別に、中小企業などを対象とした「返済猶予制度」が登場したことには、多くの方が驚いたことだろう。
こうした政策は当然、金融機関の経営を圧迫する。「それなら公的資金を注入すればいい」、というのが亀井金融担当大臣の発想であったらしい。
そういえば、いまから9年前の2000年、東京都や大阪府で、銀行に対する外形標準課税(いわゆる銀行税)の強化が行なわれて裁判沙汰にまでなった。それに比べれば今回の制度には公的資金の手当があることから、金融機関にも配慮しているぞ、という理屈なのだろう。
ただし、その公的資金は、どこから湧いてくるのか。そこが問題である。
国が持っている「打ち出の小槌」は、(1)増税、(2)国債増発、(3)政府紙幣発行の3本立て。政府紙幣の発行は、先の麻生政権で物議を醸(かも)したが、結局、立ち消えとなった。鳩山政権は、4年間は増税をしないと公約しているのだから、打ち出の小槌の中味は国債増発しかない。
藤井財務大臣は10月9日に、新規国債発行額を44兆1千億円以下に抑制すると発言していた。ところが、いまでは50兆円を軽く超えるという。国債にも返済猶予制度の恐れが出てくるほどの大乱発である。
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