店舗出店の極意!商圏の考え方店舗出店の極意!商圏の考え方
(ダイヤモンドオンライン 2009年11月4日配信掲載) 2009年11月5日(木)配信
今回は、「商圏調査」についてお話したいと思います。
商圏調査の内容に入る前に、まず「商圏」について簡単に説明させていただきます。ご存知の方も多いかとは思いますが、「商圏」という言葉は「商勢圏(※)」の略語であります。つまり、読んで字のごとく「商売の勢力が及ぶ範囲」を意味します。もう少し噛み砕いた表現をするならば、「お客さまを呼べる範囲」といったところでしょうか。
(※ドミナント出店等により複数店舗の商圏が連なり広がっている範囲と考え、「商圏」とは異なるものとする場合があります)
一般的に食品スーパーの商圏は、半径1km程度が基本商圏、最大商圏でも主要交通手段(自動車等)で10分以内の範囲(以下、実走10分圏)と考えられているなど、業態に応じてある程度の目安が存在します。しかし実際には、商圏は一義的に定められるものではなく、たとえ同一店舗であっても、外部要因によって大きく異なるのが実情です。
例えば、みなさんの家から自動車実走10分圏内に食品スーパーがあったとしても、道中に線路や川などがあり、踏み切りや橋を超えなければたどり着けないような場合を考えるといかがでしょうか。
実際の利便性を考えると、自動車でその食品スーパーへ向かう場合、踏み切りはもちろん、橋についてもアクセス経路を制限するため、物理的に向かいづらくなります。また、心理的にも「遠い」「不便」「面倒」などの意識が働き、その店舗に対しては、足が遠のいてしまいます。
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