「かけそば一杯1000円」時代のサバイバル術
ポテトチップスもポッキーもウィンナーも!価格は据え置き量を減らす隠れ値上げが進行中
(SAPIO 2008年6月28日掲載) 2008年6月30日(月)配信
今の時代は「貧乏人は米を食え」
政府も中央銀行もまったくあてにならないのだから、もはや自分の身は自分で守るほかないのが現実である。
賃金低下のあおりをもっとも受けたのが非正規雇用の若年労働者だが、残念ながら、この値上げの影響を被るのも彼らなのだ。
実際のところ、米や野菜など国産品の価格は変わらないため、ご飯と味噌汁に漬物というお年寄りの伝統的な食生活にはさほど影響はない。また、高所得層は、もともと国産品しか口にしないからこちらにも影響はない。それどころか中高年の場合は穀物消費が減ってメタボが解消されて、健康にいいかもしれない。
問題はやはり所得水準が低い若い人たちである。彼らはコンビニに行ってカップ麺やパンに、お菓子とジュースを加え1食すますのが一般的な消費パターンである。ただでさえエンゲル係数が高いところへ、カップ麺もパンもお菓子もジュースも値上がりしているのだから、受ける打撃は非常に大きい。
かくいう私も、食生活のパターンは若者とほぼ同じだから、かなりの被害を受けている。最近、オタク評論家の岡田斗司夫氏が激やせし、著書『いつまでもデブと思うなよ』がベストセラーになった。私はそれに対抗すべく、「いつかはヤセると思うなよ」をスローガンにしようとしていたところが、このままではヤセてしまうではないか。
ともかく、小麦の製品が上がっている以上、朝食でパンを食べている人はご飯に変えたほうがいい。かつて池田勇人首相は、「貧乏人は麦を食え」と言って物議を醸したが(実際にそんな言い方をしたわけではないらしいが)、今の時代なら「貧乏人は米を食え」と言うべきである。
米の国際価格は今年に入ってから2・5倍に跳ね上がっているが、米は日本が唯一自給している穀物で、国際価格の影響を受けず、むしろ以前より下がっている。私が愛用しているのはレトルトの「サトウのごはん」で、安売りされているときは戦略備蓄として箱買いしている。最近では、セブン−イレブンがプライベートブランドでごはん3パックを288円で販売し始めた。これなら1パック96円である。
スーパーで4割〜5割引きで売られている冷凍食品もおすすめだ。中国産の冷凍ウナギにいたってはスーパーの安売りだと100円まで下がっているから、1パック100円のご飯と合わせればたった200円でうな丼が楽しめる。
また、私はカップヌードルが大好物なのだが、かつては安売りだと1個100円を切っていたのが、いまや200円時代も現実化しつつある。そこで、最近は日清食品が100円ショップなど向けに製造している「スープヌードル」に乗り換えた。カップヌードルは170円だがスープヌードルは100円前後。違いは麺の量がカップヌードル65gに対しスープヌードルは55gしかないこと。しかし、レトルトご飯とスープヌードルのセットならお腹いっぱいでこれまた200円である。これならヤセる心配もない。
お金持ちはじゃんじゃんお金を使うべきだが、低所得層が消費を減らしたところで、景気にはほとんど影響ない。今は究極の節約術を駆使して耐え忍ぶときである。原油バブルも穀物バブルもいつか弾ける。いつ弾けるかは誰にもわからないが、必ず弾けるということだけは確かである。だから、それまで頑張ろう。
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