そして画面には格安芸人たちのバラエティ・クイズ番組ばかりが溢れる
時給300万円を稼ぎ出す大物キャスターたちに番組経費削減時代の「リストラ寒波」が襲いかかる
(SAPIO 2008年9月24日号掲載) 2008年9月29日(月)配信
文=本誌編集部
1回当たり1〜2時間の出演で数百万円を荒稼ぎする人気キャスターたちの収入は、庶民の金銭感覚とはかけ離れている。しかし、そんなキャスターたちにも冬の時代≠ェ訪れようとしている。出演番組が次々と打ち切りの憂き目に遭い、レギュラー番組ゼロの大物キャスターも登場。肩たたきは静かに始まっている。
人件費削減のため局アナがキャスターに
今、テレビ局は未曾有の構造不況に見舞われていて、番組制作費の経費削減など、様々な窮余の策を強いられている。
特筆すべきは、今秋の番組改編を機に顕著な経費削減が行なわれることである。高額ギャラを稼ぐ大物キャスターを、出演番組ごと打ち切るといったような、過去に類を見ない大胆なリストラを断行する。
その象徴的な出来事が、17年間も続いた老舗情報番組『ブロードキャスター』(TBS系)の9月末の打ち切りであろう。TBSのPRセンター担当者が同番組終了の理由について説明する。
「最高視聴率は95年5月13日に25・1%を記録し、17年間の平均視聴率は15・1%と安定した高視聴率を稼ぐTBSの看板番組でした。弊社の井上弘社長が定例会見で直近の視聴率(昨年8月から今年7月までの平均視聴率)が11・8%と苦戦を強いられていることに触れて『ちょっと疲れたんじゃないのか』と指摘した通り、番組打ち切りの主な理由は低視聴率だと理解していただいて構いません」
だが、要因のひとつはメインキャスター福留功男に支払われてきた高額なギャラにあると指摘する向きもある。福留の同番組1回当たりの出演料は300万円と言われている。並みいる大物キャスター陣の中でも堂々の金額だ。
福留は今秋の番組改編で自身のレギュラー番組『いつみても波瀾万丈』、『オジサンズ11』(ともに日本テレビ系)も幕を閉じることが決まっている。
『ブロードキャスター』の後続番組には、報道情報番組『情報7daysニュースキャスター』(仮)がスタートする。司会はTBSアナウンサーの安住紳一郎。テレビ局にとって自社アナウンサーの起用は手っ取り早い人件費削減策だ。安藤優子や滝川クリステルを配した日曜夜の『プレミアA』(フジテレビ系)も、安藤優子の200万円とも言われる高額ギャラがネックとなり、7月からフジテレビの伊藤利尋アナと山本モナが司会を務める『サキヨミ』に交代≠ニなった(なお、不倫騒動で謹慎中の山本モナの代役を同局の大島由香里アナが務めており、さらなる人件費削減を果たしている)。
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