ジャーナリスト、作家、ブロガーらを根こそぎ摘発
北京五輪後に猛威を振るった民主化言論「大粛清」の嵐= ジャン=フランソワ・ジュリアール
(SAPIO 2009年3月11日号掲載) 2009年3月23日(月)配信
文=「国境なき記者団」事務局長
ジャン=フランソワ・ジュリアール
北京五輪直前、チベット弾圧に対する世界中の非難を受け、「言論の自由」を約束した中国政府。閉幕から半年もたたないうちに、自由どころか苛烈な報復が始まっていた。
国際ジャーナリスト団体「国境なき記者団(RSF)」のジャン=フランソワ・ジュリアール事務局長は、中国はジャーナリストたちにとっての「世界最大の刑務所」という。 (構成/馬場千奈津)
われわれは08年8月下旬に発表した報告書で、中国当局による五輪期間中の報道抑圧を厳しく批判すると共に、今後中国が「新たな弾圧の波」に襲われる危険性を警告した。現状はまさにそのとおりになった。五輪前や期間中に拘束されたり、軟禁状態に置かれたりした人権活動家やジャーナリストらはいまだ釈放されていない。
われわれは彼らを「オリンピックの囚人」と呼んでいるが、そのうち最も存在を知られるのが、ノーベル平和賞の有力候補に取りざたされ、昨年10月に欧州議会から言論の自由や民主主義の擁護に貢献した個人や組織を顕彰する「サハロフ賞」を贈られた人権活動家の胡佳氏(35)だ。
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